手順 3: ビヘイビアー シミュレーションの実行 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: ロジック シミュレーション (UG937)

Document ID
UG937
Release Date
2023-11-01
Version
2023.2 日本語
チュートリアル デザインの AMD Vivado™ プロジェクトを作成したら、ビヘイビアー シミュレーションを実行するため、AMD Vivado™ シミュレータを設定して起動します。AMD Vivado™ ツールでビヘイビアー シミュレーションのプロパティを設定します。
  1. Flow Navigator で Simulation を右クリックし、Simulation Settings をクリックします。Flow Navigator で [Project Manager] → Settings をクリックします。[Settings] で Simulation を選択します。次のデフォルト値が自動的に設定されています。
    • [Simulation set]: sim_1
    • [Simulation top-module name]: testbench
  2. [Elaboration] タブ (次の図) で、デフォルト レベルがデフォルト値の [typical] に設定されていることを確認します。

  3. [Simulation] タブで [Simulation Run Time] が 1000 ns になります。
  4. OK をクリックします。

    シミュレーション オプションを正しく設定できたら、Vivado シミュレータを起動して、このデザインのビヘイビアー シミュレーションを実行します。

  5. Flow Navigator で Run Simulation > Run Behavioral Simulation をクリックします。

    論理およびタイミング シミュレーションは、合成後およびインプリメンテーション後に利用できます。これらのシミュレーションについては、このチュートリアルでは説明しません。

    [Run Behavioral Simulation] を実行すると、Vivado ツールによりデザイン解析のため xvlog および xvhdl が実行され、デザインをエラボレートしてシミュレーション スナップショット (Vivado シミュレータで実行可能) にコンパイルするために、バックグラウンドで xelab が実行されます。プロセスが完了すると、Vivado ツールで xsim が起動し、シミュレーションが実行されます。

    デザインの解析およびコンパイルが完了すると、Vivado IDE にシミュレータの GUI が開きます。デフォルトで、最上位の HDL オブジェクトが波形ウィンドウに表示されます。