このセクションでは、AUTO_RQS フローを実行して、インプリメンテーション run の最後に推奨項目が生成され、リセット時に自動的に run に追加されるようにします。
- Design Runs ウィンドウで右クリック メニューを使用して、元の合成およびインプリメンテーション run を再びコピーします。
- Design Runs ウィンドウで を右クリックします。
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Automatically apply QoR suggestions from the previous
run および Apply suggestions to the parent Synthesis
run をオンにします。
- これで、run を起動できるようになりました。推奨項目は、この方法を使用した場合、
route_design
の最後にのみ生成されます。フローの図は、前の手順とは異なる場合があるため、異なる結果になるはずです。また、route_design
で生成または再生成されたすべての AUTO 推奨項目が適用されます。 - run を開始します。この場合、フル インプリメンテーション フローが起動されるので、終了するのに時間がかかります。
- run が終了すると、Reports タブをクリックし、QoR
Suggestions レポートを選択します。
このレポートは、AUTO RQS フローがイネーブルになっていると自動的に生成されます。また、QoR 推奨項目も自動的に記述されます。RQS ファイルに記述される推奨項目には、次のいずれかのプロパティが含まれます。- GENERATED_AT または REGENERATED_AT (最終的なフロー段階である
route_design
またはpostroute_phys_opt
と同等) - AUTOMATIC
- APPLIED
- GENERATED_AT または REGENERATED_AT (最終的なフロー段階である
- インプリメンテーション run をリセットします。これにより、合成 run が同時に期限切れになります。推奨項目を親の合成 run に適用するオプションが選択されているため、RQS ファイルもこの run で読み込まれます。
- impl_1_copy_2 を右クリックしてインプリメンテーション run を開始し、合成 run を再開するオプションも選択します。
- run を起動した状態で、Design
Runs ウィンドウで impl_1_copy_2 をクリックします。Implementation Run
Properties ウィンドウで RQS_FILES プロパティを確認します。手順 7 のリセット run プロセス中に、RQS ファイルが run ディレクトリから utils_1 ファイルセットにコピーされます。RQS_FILES プロパティは、同時に必要な場合はアップデートされます。インプリメンテーション run ディレクトリの RQS ファイルは、run がリセットされると削除されます。
以前に RQS_FILES プロパティが別のファイルを参照していた場合、このファイルからのすべての APPLIED 推奨項目が新しい RQS ファイルにコピーされます。この後、この RQS ファイルは不要になり、ドロップされます。
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Implementation Run
Properties を選択して Reports タブをクリックします。デザイン初期化段階が実行されると、RQS ファイルから run に読み込まれた QoR 推奨項目を含むレポートが使用可能になります。このレポートを選択します。
- このレポートからは、ML ストラテジが生成されたことがわかります。AUTO_RQS フローの場合、必要な RQS ファイルが自動的に生成されます。これらのファイルは、現在 APPLIED のすべての推奨項目と、run がリセットされたときに追加される上記の条件を満たす推奨項目とまとめられます。
- Design Runs ウィンドウで を右クリックします。MLStrategy ディレクトリを見つけて、その中に 3 つの RQS ファイルがあることを確認します。フォルダーを閉じます。
- Design Runs ウィンドウで を右クリックします。これにより、3 つの run が作成され、自動的に RQS ファイルと指示子が設定されます。ML ストラテジについては、次の演習でさらに詳細を説明します。
- インプリメンテーション run が完了したら、新しい推奨項目が生成されます。impl_1_copy_2 のみを使用し、6 から 10 の手順を繰り返して、新しい推奨項目を使用して RQS ファイルがどのように更新されるかを明確に理解します。