export_simulation
コマンドを使用する以外にも、サードパーティ シミュレーションをサポートするために必要なファイルを手動で収集できます。注記: IP で VIP (Verification IP) を使用する必要がある場合は
set_property CONFIG.<AXI interface> [get_ips <ip>]
という Tcl コマンドを使用すると、追加のシミュレーション ファイルが生成されます。詳細は、
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP を使用した設計』 (UG896) を参照してください。- シミュレーション用に IP で配布されるファイルをすべて取得するには、
get_files
という Tcl コマンドを使用します。[Tcl Console] ウィンドウに次のコマンドを入力します。get_files -compile_order sources -used_in simulation -of_objects [get_ips char_fifo]
説明:-
-used_in
- シミュレーションまたは合成で使用するファイルを指定します。
-
-of_object
- 指定のカスタム IP ファイルに関連付けられているファイルを抽出します。
これで、IP のシミュレーションに必要なファイル名、完全パスがリストされます。
この場合、リストには次の情報が含まれます。
…/char_fifo/fifo_generator_v13_2/simulation/fifo_generator_vlog_beh.v …/char_fifo/fifo_generator_v13_2/hdl/fifo_generator_v13_2_rfs.vhd …/char_fifo/fifo_generator_v13_2/hdl/fifo_generator_v13_2_rfs.v …/char_fifo/sim/char_fifo.v
各シミュレーション ファイルに
LIBRARY
プロパティがあるので、検索できます。VHDL ファイルの場合、各ファイルに関連付けられているライブラリがシミュレーションに必要です。 -
-
LIBRARY
プロパティを抽出するには、次の Tcl コマンドを入力します。get_property LIBRARY [get_files char_fifo.v]
これで xil_defaultlib ライブラリが返されます。
- シミュレーションで使用される各ファイルを出力するには、次の Tcl スクリプトを使用します。ファイルへのパスや関連付けられているライブラリ情報も出力されます。
# Get the list of files required for simulation set ip_files [get_files -compile_order sources -used_in simulation -of_objects [get_ips <IP name>]] # For each of these files, get the library information foreach file $ip_files { puts "[get_property LIBRARY $file] $file" }
ファイルを出力するため、最初のスクリプトで
<ip_name>
をカスタマイズされた IP の名前に置き換えます。この場合は、char_fifo
を使用します。