手順 1: プロジェクトの作成 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: IP を使用した設計 (UG939)

Document ID
UG939
Release Date
2023-11-13
Version
2023.2 日本語
  1. Vivado IDE 内で、Emacs、VI、メモ帳などのテキスト エディターを開きます。
  2. ファイルを新しく開き、「project_run.tcl in <Extract_Dir>/lab_3」という名前を付けて保存します。

    create_project コマンドを使用して新規プロジェクトを作成し、スクリプトを開始します。

    新しいプロジェクト ディレクトリがディスクに作成されます。ただし、スクリプトがソース ファイルを参照できるよう、プロジェクトが正しいディレクトリに作成されていることを確認する必要があります。

  3. この演習用のディレクトリに移動するため、Tcl スクリプトに次の行を追加します。
    cd <extract_dir>/lab_3

    これでプロジェクトを作成する準備が整いました。

  4. project_run.tcl スクリプトに次の Tcl コマンドを追加します。
    create_project -force -part xc7k70tfbg484-3 my_project my_project

    my_project という名前のディレクトリが作成され、my_project という名前のプロジェクトがそのディレクトリに追加されます。このディレクトリおよびプロジェクトは、スクリプトが実行されるディレクトリに作成されます。異なるディレクトリ名を指定する場合は、create_project コマンドの -dir オプションを使用します。

    プロジェクトにインポートするすべてのレポートおよびログ ファイル、デザイン run、プロジェクト ステートがこのプロジェクト ディレクトリに保存されます。

    このプロジェクトのターゲット AMD パーツは、-part xc7k70t オプションを使用して指定されます。-part が指定されていない場合は、Vivado リリースのデフォルト パーツが使用されます。
    ヒント: 後でパーツを変更する場合は、set_property コマンドを使用します。たとえば、「set_property part xc7k325tfbg900-2 [current_project]」のように使用します。

    プロジェクト ディレクトリはこのスクリプトを実行する前には存在しないので、-force オプションは厳密には不要です。ただし、プロジェクト ディレクトリが既に存在する場合は、既存ディレクトリおよびその中のファイルをすべて上書きする -force オプションを指定しないとスクリプトでエラーが出ます。

    create_project など、このチュートリアルで使用されている Tcl コマンドの詳細は、 『Vivado Design Suite Tcl コマンド リファレンス ガイド』 (UG835) を参照してください。または、Tcl プロンプトで「help <command_name>」と入力してください。