手順 3: 追加の物理制約の定義 - 2023.2 日本語 - 2023.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: 制約の使用 (UG945)

Document ID
UG945
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

この手順では、PACKAGE_PINPROHIBIT などの追加の物理制約をデザインに定義します。

  1. Layout > I/O Planning をクリックし、[I/O Planning] レイアウトを開きます。

    [I/O Planning] レイアウトには、I/O ポートを割り当てやすくすため、[Package] ウィンドウに加え、[I/O Ports] および [Package Pins] ウィンドウが表示されます。

    ここでは PCB レイアウトは完了していると想定しており、FPGA パッケージの一部のピンにはアクセスできません。配置配線中に Vivado ツールでこれらのピンにアクセスできないようにすることが可能です (すべての I/O 割り当てを完了していないと想定)。

  2. [Package] ウィンドウで AA8 ピンを選択します。
    ヒント: [Package] ウィンドウの X 軸および Y 軸の値を使用すると、パッケージ上でピンの位置を特定しやすくなります。値を表示するため、[Package] ウィンドウを拡大する必要がある場合があります。
  3. ピンを選択して右クリックし、Set Prohibit をクリックします。

    このピンの選択を解除すると、サイトに斜線が入った赤丸が表示されます。これは、このピンを使用できないことを示します。

  4. [Tcl Console] ウィンドウで、Vivado IDE で生成された Tcl コマンドを確認します。
    startgroup
    set_property prohibit 1 [get_bels IOB_X1Y34/PAD]
    set_property prohibit 1 [get_sites AA8]
    endgroup