チュートリアルの要件 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: Dynamic Function eXchange (UG947)

Document ID
UG947
Release Date
2023-11-29
Version
2023.2 日本語

このデザインは VCK190 (およびその Versal AI Core VC1902 デバイス) 開発ボードをターゲットにしています。スクリプトを使用して、デザイン全体を処理するか、または部分的に処理できます。プロジェクト作成スクリプトでパーツとボードの参照を変更すれば、VMK180 (およびその Versal Prime VM180 デバイス) もターゲットにできますが、このデザインはそのハードウェアではテストされていないことに注意してください。プロジェクトのアーカイブに含まれる主なスクリプトには、次のものがあります。

  • run_all.tcl: ブロック デザイン作成からビットストリーム生成およびハードウェア エクスポートまでのフロー全体を実行します。DFX ウィザードによる管理手順もすべて含まれます。スクリプトを次の順に呼び出します。
    • create_top_bd.tcl: 完全にフラットなデザインのスタティック ブロック デザインとすべての IP を作成します。このスクリプトを実行してからインプリメンテーションを実行すると、VCK190 の標準 (非 DFX) インプリメンテーションを生成できます。
    • create_rp1_bdc.tcl: 2 つの階層を作成し、1 つをブロック デザイン コンテナーに変換します。
    • enable_dfx_bdc.tcl: 標準 BDC を DFX BDC にします。
    • create_rp1rm2.tcl: 既存の DFX BDC の新しい RM を作成します。
    • run_impl.tcl: フローの残りの手順を実行します。このスクリプトは、最上位のラッパーを作成し、デザイン制約を追加して、DFX ウィザードを実行します。その後、IP 結果から合成およびインプリメンテーション実行まで、デザインのすべての出力を生成し、ハードウェア ハンドオフ用のビットストリームおよび XSA ファイルを作成します。

このチュートリアルは、Vivado Tcl シェルで run_all.tcl スクリプトを実行して、スクリプトのみで完全に実行できます。各サブセクションは、上記のその他の Tcl スクリプトを使用して、個別に実行することもできます。このチュートリアルでは、ほとんどのステップを手動で実行し、フロー全体を通してどのようなタスクが実行されているのかを示します。サブセクションのスクリプトについては、フローを進めながら説明します。このチュートリアルでは、IP インテグレーター デザインを使用した繰り返し実行については説明しません。