このデザインの目的は、抽象シェルを使用してデザイン フロー プロセスを確認することです。インプリメンテーション フローとハードウェア動作の詳細は、ここでは詳しく説明しません。Dynamic Function eXchange デザイン フローについては、この資料の前半にある演習を参照してください。DFX Controller IP およびハードウェア動作の詳細は、この資料の演習 7 を参照してください。
- チュートリアル デザインのアーカイブ ファイルを解凍します。
- コマンド シェルで Vivado を起動し、サンプル デザインのプロジェクト作成スクリプトを実行します。これは、スクリプトのあるディレクトリから起動する必要があります。
vivado –mode tcl –source project_dfxc_vcu118.tcl
- スクリプトが完了したら、「
start_gui
」と入力して Vivado IDE を開きます。 - IP をアップデートする必要があるかどうかを確認します。
新しいバージョンの Vivado を使用している場合、ILA など、若干のリビジョン変更がある可能性があります。このチュートリアルは、この資料のバージョンと同じ Vivado のバージョンでのみ使用してください。アップデートが必要な場合は、コア コンテナーがディスエーブルになっているデフォルト設定を使用しますが、IP モジュールは合成しないので、そのプロセスは割愛してください。合成は次の手順で実行します。
をクリックし、日付が古い IP があればそれをアップデートします。 - Flow Navigator の [IP INTEGRATOR] の下の Generate Block Design をクリックします。Out of context per
IP Synthesis オプションを選択したまま、Generate をクリックします。
この手順では、ブロック デザインで識別されるすべての IP を作成し、合成までを起動します。このデザインの場合、このブロック デザインでデザイン インフラストラクチャを表すスタティック ロジックの大部分が説明できます。この手順では、シフトおよびカウントのリコンフィギャラブル モジュールを含む RTL サブモジュールに対しては、アウト オブ コンテキスト合成を起動しません。
- [Design Runs] ビューで、[impl_1] を右クリックして 注記: Flow Navigator から を使用すると、impl_1 run と child_0_impl_1 run の両方が起動されるので、使用しないでください。後者はこの時点ではインプリメンテーションするべきではありません。
をクリックします。これにより、親 run に対してのみ合成およびインプリメンテーションまでが実行されます。
- impl_1 が完了したら、結果のダイアログボックスで
を選択します。
Vivado IDE で配線済みの親デザインを開いたら、抽象シェルを作成できます。