手順 5: リコンフィギャラブル モジュール内での IP の追加 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: Dynamic Function eXchange (UG947)

Document ID
UG947
Release Date
2023-11-29
Version
2023.2 日本語

[Partition Definitions] タブに戻り、追加された RM math_rp を展開して、3 のサブモジュールにクエスチョン マークのアイコンが付いていることを確認します。このアイコンが表示されているのは、機能を完了させるためにこれら 3 つのサブモジュールを追加する必要があるからです。

図 1. 追加されていないソースが表示されている [Partition Definitions] タブ

この 3 つのサブモジュールはすべて IP です。各 RM 内で IP インスタンスを重複させることはできないので、同じ ILA コアのインスタンスはスタティックのものでも、別の RM のものでも使用できません。

  1. ila_mult RM 内にある [ila_mult] インスタンスを右クリックし、Copy IP をクリックします。
  2. [Destination IP Name] を「ila_add」に設定し、[Destination IP Location] はそのままにして、[OK] をクリックします。

    コピーされた IP はメインのデザイン ファイルセットとして [Sources] ウィンドウの階層に配置されるので、add RM ブロックセットに移動させる必要があります。

  3. [Hierarchy] タブで [ila_add] インスタンスを右クリックし、Move to Reconfigurable Module をクリックします。add RM を選択して、OK をクリックします。

    [Partitions Definitions] タブに戻ると、ILA IP インスタンスがちゃんと add RM の下に移動しているのが確認できます。

  4. IP カタログを開き、「add」入力して Adder/Subtracter IP を検索します。この IP を開き、名前は c_addsub_0 のままで、デフォルト以外のオプションを指定して IP をカスタマイズします。
    • [Input Type]: [Unsigned] (A および B の両方)
    • [Input Width]: 5 (A および B の両方)
    • [Output Width]: 6
    • [Latency]: 0
    • [Control] タブで [Clock Enable] をオフ
  5. OK をクリックします。

  6. Skip をクリックして IP の生成を完了します。

    ILA IP の場合と同様に、これもメインのソース セットに追加されているので、同じ手順に沿って add RM に移動させます。

  7. [Sources] ウィンドウの [Hierarchy] タブで c_addsub_0 インスタンスを右クリックし、Move to Reconfigurable Module をクリックします。

    add RM を選択して、OK をクリックします。

注記: この IP は add RM 内の両方の加算器ファンクション インスタンスに対して使用されます。この時点で、デザイン全体が読み込まれているので、インプリメンテーションに進む準備が整いました。