[Partition Definitions] タブに戻り、追加された RM math_rp を展開して、3 のサブモジュールにクエスチョン マークのアイコンが付いていることを確認します。このアイコンが表示されているのは、機能を完了させるためにこれら 3 つのサブモジュールを追加する必要があるからです。
図 1. 追加されていないソースが表示されている [Partition Definitions] タブ
この 3 つのサブモジュールはすべて IP です。各 RM 内で IP インスタンスを重複させることはできないので、同じ ILA コアのインスタンスはスタティックのものでも、別の RM のものでも使用できません。
- ila_mult RM 内にある [ila_mult] インスタンスを右クリックし、Copy IP をクリックします。
- [Destination IP Name] を「ila_add」に設定し、[Destination IP Location] はそのままにして、[OK] をクリックします。
コピーされた IP はメインのデザイン ファイルセットとして [Sources] ウィンドウの階層に配置されるので、add RM ブロックセットに移動させる必要があります。
- [Hierarchy] タブで [ila_add] インスタンスを右クリックし、Move to Reconfigurable Module をクリックします。add RM を選択して、OK をクリックします。
[Partitions Definitions] タブに戻ると、ILA IP インスタンスがちゃんと add RM の下に移動しているのが確認できます。
- IP カタログを開き、「
add
」入力して Adder/Subtracter IP を検索します。この IP を開き、名前は c_addsub_0 のままで、デフォルト以外のオプションを指定して IP をカスタマイズします。- [Input Type]: [Unsigned] (A および B の両方)
- [Input Width]: 5 (A および B の両方)
- [Output Width]: 6
- [Latency]: 0
- [Control] タブで [Clock Enable] をオフ
-
OK をクリックします。
-
Skip をクリックして IP の生成を完了します。
ILA IP の場合と同様に、これもメインのソース セットに追加されているので、同じ手順に沿って add RM に移動させます。
- [Sources] ウィンドウの [Hierarchy] タブで c_addsub_0 インスタンスを右クリックし、Move to Reconfigurable Module をクリックします。
add RM を選択して、OK をクリックします。
注記: この IP は add RM 内の両方の加算器ファンクション インスタンスに対して使用されます。この時点で、デザイン全体が読み込まれているので、インプリメンテーションに進む準備が整いました。