デザインによっては、デバイスの目的の初期コンフィギュレーションは、リコンフィギャラブル パーティションに存在する機能がないイメージである可能性があります。または、インプリメントできる RM がまだ存在しない場合もあります。グレー ボックスのコンフィギュレーションは、スタティック デザインがあると作成できます。
グレー ボックスは、初めはブラック ボックス モジュールなのですが、インプリメンテーションですべてのポートに LUT が自動挿入されます。出力ポートは、フロートしないように、ロジック 0 に駆動されます (デフォルトでは 1 で、プロパティで選択可能)。このグレー ボックス モジュールを使用すると、RM が使用できない場合でも、デザインを処理できます。グレー ボックス RM を使用したコンフィギュレーションは親 run にできますが、ほかに RM がなく、RP インターフェイスの配置を最適化するための制約が使用されている場合にのみ推奨します。したがって、この性能は Vivado IDE では使用できません。グレー ボックス コンフィギュレーションを子コンフィギュレーションにすることをお勧めします。この場合、親 run が最も困難なコンフィギュレーションであるか、各 RP 内の代表的な機能を使用して、可能な限り最高品質のスタティック デザインを生成します。
- Dynamic Function eXchange (DFX) ウィザードを開き、Configurations ページに移動します。この場合、これが専用の機能であるため、新しいリコンフィギァラブル モジュールを定義する必要はありません。
config_greybox
という名前のコンフィギュレーションを新規作成し、各 RP のインスタンスに「<greybox>
」と入力します。
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Next をクリックして Configuration Runs ページに移動し、もう 1 つコンフィギュレーションを新規作成しますが、今回はグレー ボックス コンフィギュレーション用に作成します。
- Run: child_gb_impl_1
- Parent: impl_1 - このコンフィギュレーションは、既存の親 run から開始される新しい子 run を実行します。
- Configuration: config_greybox – RM は LUT の接続のみで構成されています。
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OK をクリックし、この新しいコンフィギュレーション run を作成します。
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Next をクリックし、Finish をクリックして、この新規 run を作成します。
Design Runs ウィンドウには、インプリメンテーション run が 4 つ、アウト オブ コンテキスト run が 3 つ表示されています。グレー ボックス モジュールは合成を必要としません。これは DFX ソリューションに埋め込まれた機能です。
これで、グレー ボックス コンフィギュレーションをインプリメントできます。
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impl_greybox design
run を選択し、右クリックして、Launch Runs をクリックし、この子コンフィギュレーションをインプリメントします。