可能であれば、I/O コンポーネントを最上位付近に追加し、デザインを解読しやすくします。コンポーネントを推論する際は、必要な機能を記述します。合成ツールにより HDL コードが解釈され、その機能を実行するのに使用するハードウェア コンポーネントが決定されます。推論可能なコンポーネントは、単純なシングルエンド I/O (IBUF、OBUF、OBUFT、および IOBUF) および I/O のシングル データ レートのレジスタです。
ツールを使用して IOBUF または OBUFT コンポーネントを推論する場合は、イネーブル ロジックおよび入力/出力ロジックをすべて同じ階層に含めます。ロジックが異なる階層にあり、階層間に KEEP_HIERARCHY または DONT_TOUCH 属性がある場合は、ツールでこれらのバッファーを推論することはできません。
差動 I/O (IBUFDS、OBUFDS) やダブル データ レート レジスタ (IDDR、ODDR、ISERDES、OSERDES) などの I/O コンポーネントをインスタンシエートする場合は、最上位付近でインスタンシエートする必要があります。 コンポーネントをインスタンシエートする場合は、このコンポーネントのインスタンスを HDL ファイルに追加します。インスタンシエートすると、コンポーネントの使用方法を完全に制御できるので、ロジックの使用方法が完全に既知になります。