グローバル クロック バッファーの接続および配線トラック - 2023.2 日本語

FPGA および SoC 用 UltraFast 設計手法ガイド (UG949)

Document ID
UG949
Release Date
2023-11-29
Version
2023.2 日本語

クロック領域の 24 個の BUFGCE バッファーは、それぞれ特定のクロック配線トラックのみを駆動できますが、BUFGCTRL および BUFGCE_DIV 出力は MUX 構造を介して 24 本のトラックのどれでも使用できます。各 BUFGCE_DIV は特定の BUFGCE サイトと入力接続を共有し、各 BUFGCTRL は 2 つの特定の BUFGCE サイトと入力接続を共有します。このため、クロック領域で BUFGCE_DIV または BUFGCTRL バッファーを使用する場合、BUFGCE バッファーの使用が制限されます。次の図は、クロック領域の一番下の 6 つの BUFGCE がクロック領域内で 4 回複製されるところを示しています。

注記: グローバル クロック ネットは、クロックが使用するすべての垂直方向配線、水平方向配線、および分配リソースに対して、デバイス内の特定のトラック ID に割り当てられます。クロックは、クロックが別のクロック バッファーを介さない限り、トラック ID を変更できません。
図 1. BUFGCE、BUFGCE_DIV、BUFGCTRL の共有入力と MUX を介した出力