UltraScale デバイスでは、それ以前のAMD デバイス ファミリよりも多くのクロックがサポートされており、次のようなさまざまなクロッキング手法を使用できます。
- 24 個以下のクロック
競合するユーザー制約がない場合、配置または配線が競合するリスクなしに、すべてのクロックをファンアウトの大きいクロックとして扱うことができます。
- ほぼ 300 個のクロック
6 つのクロック領域行を含むデバイスをターゲットにしており、各クロックが 3 つまでのクロック領域に含まれるファンアウトの小さいクロックしか含まれないデザインでは、6 行 x 各行 2 クロック ウィンドウ x 各領域 24 クロック = 288 個のクロックが必要となります。
ファンアウトの小さいクロックのウィンドウには決まったサイズはありませんが、通常は 1 ~ 3 クロック領域です。ファンアウトの大きいクロックがデバイス全体や SLR 全体に分配されることはまれです。
次の手法は、ファンアウトの大きいクロックと小さいクロックのバランスを取る方法を示しています。ファンアウトの小さいクロックのうち数個は I/O インターフェイスから、ほとんどは GT インターフェイスからのものであると想定しています。SSI テクノロジ デバイスの各 SLR にも同じ手法を使用できます。
- ファンアウトの大きいクロック
- モノリシック デバイスの場合は最大 12 個
- SSI テクノロジ デバイスの場合は最大 24 個 (ファンアウトの大きいクロックの一部は 1 つの SLR 内にのみ存在すると想定した場合)
- ファンアウトの小さいクロック
- 最大 12 個 + GT を使用するクワッドごとに 8 個
- または最大 12 個 + GT インターフェイス (RXUSRCLK および TXUSRCLK を共有する GT チャネルのグループ) ごとに 6 個