ボード設計でのヒント - 2023.2 日本語

FPGA および SoC 用 UltraFast 設計手法ガイド (UG949)

Document ID
UG949
Release Date
2023-11-29
Version
2023.2 日本語

ボード設計では、コンフィギュレーションだけでなく、どのインターフェイスおよびピンがデバッグに役立つかを考慮することが重要です。たとえば、AMDでは、JTAG が主なコンフィギュレーション モードでない場合でも、ボードの JTAG インターフェイスにアクセスできるようにしておくことをお勧めします。JTAG インターフェイスを使用すると、デバイス ID およびデバイス DNA 情報を確認し、デバッグ用に主なステータス レジスタを読み出すことができます。プロトタイプ時には、このインターフェイスを使用して間接フラッシュ プログラム ソリューションをイネーブルにできます。

また、INIT_B や DONE などの信号は、デバイス コンフィギュレーションのデバッグに重要です。INIT_B 信号には複数の機能があります。電源投入時の初期化の完了を示し、CRC エラーが発生したことを示すこともできます。AMDでは、INIT_B および DONE 信号を LED ドライバーおよびプルアップを使用して LED に接続することをお勧めします。

推奨されるプルアップ値は、該当するデバイスのコンフィギュレーション ユーザー ガイドを参照してください。

  • 『7 シリーズ FPGA コンフィギュレーション ユーザー ガイド』 (UG470)
  • 『UltraScale アーキテクチャ コンフィギュレーション ユーザー ガイド』 (UG570)

ボード レベルのピン接続を特定および確認するには、次の回路図チェックリストを使用してください。

  • 『7 シリーズ回路図レビュー推奨事項』 (XMP277)
  • 『Kintex UltraScale および Virtex UltraScale FPGA 回路図レビュー チェックリスト』 (XTP344)
  • 『UltraScale+ FPGA および Zynq UltraScale+ MPSoC 回路図レビュー チェックリスト』 (XTP427)