set_multicycle_path
制約は合成でサポートされており、各クロック サイクルでアクティブにならない長いパスの制約を緩和することで、セットアップのみのタイミング QoR (結果の品質) をかなり改善できます。
合成に関しては、マルチサイクル パス例外を使用すると、インプリメンテーションのタイミング ドリブン アルゴリズムが実際のクリティカル パスに集中できます。ホールド要件は配線でのみ重要です。セットアップ関係は set_multicycle_path
制約で調整できますが、ホールド関係には対応しておらず、ワースト ホールド要件は 2、3 ns 超えると満たしにくくなることがあります。この状況では、ホールド違反は修正できますが、配線により遅延が追加されるので、セットアップ スラックに悪影響があります。