密集の解消 - 2023.2 日本語

FPGA および SoC 用 UltraFast 設計手法ガイド (UG949)

Document ID
UG949
Release Date
2023-11-29
Version
2023.2 日本語

密集はさまざまな要因で発生する複雑な問題であり、簡潔なソリューションが見つかるとは限りません。report_design_analysis の密集レポートを使用すると、密集領域と密集ウィンドウ内に含まれるモジュールを特定できます。密集領域に配置されているモジュールを最適化するには、さまざまな手法があります。report_qor_suggestions を使用すると、密集の原因となる多くの項目を自動的に解決できます。

ヒント: 次に説明する手法を使用して密集の解消を試みる前に、制約が適切なものであり、AMDが推奨するクロッキング ガイドラインに従っていることを確認してください。過剰なホールド タイム エラー (または負のホールド スラック) およびクロックのばらつきがあると、配線を迂回させることが必要となり、密集が発生することがあります。複数の Pblock が重なっている部分があると、密集の原因となる可能性があるので、Pblock が重ならないようにします。