IP インテグレーターの新しいディレクトリ構造では、BD の IP ブロックの出力ファイルが個別の <project_name>.gen ディレクトリに保存されます。これにより、<project_name>.srcs ディレクトリに含まれる現在のソースと生成された出力ファイルが分離されます。
次の図に、サンプル プロジェクトのデザインを生成した前と後の、IP インテグレーターでの新しいディレクトリ構造を示します。
図 1. デザイン生成の前 (左) と後 (右) のプロジェクト IP および BD ファイルのディレクトリ構造
新しい <project_name>.gen ディレクトリには、すべてのサブコア IP とその BD ファイルが含まれます。ブロック デザインの生成手順後は、生成された出力ファイルはすべて <project_name>.gen ディレクトリに含まれます。IP および BD ソース ファイルは、ブロック デザインの生成の前も後も <project_name>.srcs ディレクトリに含まれます。
このディレクトリ構造には、次の利点があります。
- ほとんどのリビジョン管理ユース ケースで、プロジェクトを再作成するためにチェックインする必要のあるファイルの数が最小限に抑えられます。
- BD および IP ソースと出力ファイルが分離されたより簡潔なディレクトリ構造になります。
また、多くのリビジョン制御方法で、出力ファイルをチェックインする必要はありません。