IP インスタンスまたはブロック デザイン セル - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP インテグレーターを使用した IP サブシステムの設計 (UG994)

Document ID
UG994
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

BD の IP インスタンスまたはセルは、インメモリ オブジェクトです。インスタンシエートされた IP のコピーがメモリ内で作成されますが、BD を保存するまでディスクには書き込まれていない状態です。

図 1. ブロック デザイン保存前の IP またはセルを示す [Sources] ウィンドウ

次の図に示すように、セル (IP) がブロック デザインにインスタンシエートされても、[Sources] ウィンドウの BD の下には表示されません。この段階では、すべてのセルまたは IP オブジェクトはインメモリに作成されています。階層 IP (または IP サブシステム) も同様です。IP およびその関連ファイル (IP サブシステム、サブコアの下の BD など) は、BD を保存するまでディスクに書き込まれません。BD を保存すると、[Sources] ウィンドウが更新され、次の図に示すように BD 階層の下の IP すべてが表示されます。

図 2. ブロック デザイン保存後の IP またはセルを示す [Sources] ウィンドウ

BD を保存した後に BD キャンバスから IP を削除すると、[Sources] ウィンドウでその IP ソースにクエスチョン マーク (?) が付きます。これは、BD を保存すると更新されます。次の図を参照してください。

図 3. セルを削除した後の BD の保存前と保存後の [Sources] ウィンドウ