IP カタログの IP の中には階層構造になっているものがあり、最上位 BD 内に子 BD が含まれる IP の論理構成が表示されます。これらの階層 IP (サブシステム IP) では、ブロックの内容を確認することはできますが、階層を直接変更することはできません。
子 BD を変更するには、Re-customize IP ダイアログ ボックスで IP の構成を変更する必要があります。
たとえば、10G Ethernet Subsystem および AXI 1G/2.5G Ethernet Subsystem は、Vivado IP カタログに含まれる階層 IP です。これらの IP は、ほかの IP と同様、IP カタログで検索選択することによりインスタンシエートできます。次の図は、10G Ethernet Subsystem および AXI 1G/2.5G Ethernet Subsystem の情報を示しています。
IP を BD にインスタンシエートしたら、IP をダブルクリックして Re-customize IP ダイアログ ボックスを開いて IP のパラメーターを設定できます。
階層 IP に対してブロック オートメーションが提供される場合は、実行して IP の構成に必要な IP ブロックを含むサブシステムを作成できます。
[Run Block Automation] リンクをクリックすると Run Block Automation ダイアログ ボックスが開き、作成する IP サブシステムのさまざまなパラメーターを選択できます。次の図に示すように、IP サブシステムが選択したモードで作成されます。
提供されている場合はコネクション オートメーションを実行し、階層 IP サブシステムに必要な I/O ポートを接続できます。
[Run Connection Automation] リンクをクリックすると Run Connection Automation ダイアログ ボックスが開き、サブシステムのさまざまな接続オプションを選択できます。次の図を参照してください。
完成した階層 IP サブシステムは、次のようになります。
AXI Ethernet Subsystem IP 内の子 BD を表示するには、次の図に示すように、右クリックして View Block Design をクリックします。
BD を表示するには、IP シンボルの左上の View Block Design アイコンをクリックします。次の図に示すように、子レベルの BD を示す Diagram ウィンドウが開きます。