Vivado でのプラットフォーム プロジェクトの作成 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP インテグレーターを使用した IP サブシステムの設計 (UG994)

Document ID
UG994
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

プラットフォーム プロジェクトでは、Vivado Design Suite プロジェクト ファイル (<platform>.xpr) を開始点として使用して、ハードウェア コンポーネントのザイリンクス サポート アーカイブ (XSA) ファイルがビルドされます。

プロジェクトを作成したら、ブロック デザインを作成する必要があります。ブロック デザインには、プラットフォームのハードウェア部分を作成するために必要な IP をインスタンシエートします。次の図に、Vivado IP インテグレーターに表示された ZC702 ベース プラットフォームのブロック デザインの例を示します。

図 1. ZC702 プラットフォームの IP インテグレーター ブロック デザイン

上記のブロック デザインで、次の点に注目してください。

  • Processor System Reset ブロックからの同期リセットは、デザインのどこにも使用されていません。
  • 同様に、Concat ブロックへの入力は割り込みソースに接続される必要がありますが、接続されていません。

これらの入力ピンおよび出力ピンは、ハードウェア関数で使用されます。ハードウェア関数が特定のクロックを使用する場合、そのクロックの同期リセットを使用します。Vitis ツールでハードウェア関数をビルドしたら、Vitis ビルド スクリプトを使用して、HLS IP としてパッケージされたハードウェア関数を含むブロック デザインをこのブロック デザインにインスタンシエートし、クロック、リセット、割り込み、および AXI Interconnect を適切に接続します。