インターフェイス ピンに含まれる個別の信号またはバスに接続するには、そのインターフェイス ピンを展開して、個々の信号が表示されるようにします。インターフェイスの + 記号をクリックすると、インターフェイスが展開され、その内容が表示されます。
次の図では、microblaze_0
インスタンスの M_AXI_DP
インターフェイス ピンが microblaze_0_axi_periph
インスタンスの S00_AXI
インターフェイス ピンに接続されています。また、インターフェイスの 2 つの個別の信号 (AWVALID
および BREADY
) は、3 つ目の util_vector_logic_0
インスタンス インスタンスにも接続され、AND
処理されています。
インターフェイスの各信号が残りのインターフェイスと別に接続される場合、その信号に接続を完了するのに必要なピンすべてを含める必要があります。次の図の例の場合、マスターおよびスレーブ AXI インターフェイス ピンの両方が展開されて、AWVALID
および BREADY
への接続がイネーブルになっているほか、Utility Vector Logic セルに接続されています。
インターフェイス ピンへの接続がインターフェイスの個別の信号またはバス ピンへの接続により上書きされると、Vivado ツールで次のような警告メッセージが表示されます。
WARNING: [BD 41-1306] The connection to interface pin /microblaze_0/M_AXI_DP_AWVALID is being overridden by the user. This pin will not be connected as a part of interface connection M_AXI_DP.
この警告は、接続がインターフェイスの一部として含まれなくなることを示しており、ユーザーが手動で接続を完成させる必要があります。
インターフェイス ピンの信号またはバスへの接続が完了したら、インターフェイスの展開を閉じ、ブロックを縮小表示してピンの詳細が表示されないようにできます。展開されたインターフェイスのマイナス (-) 記号をクリックすると、展開が閉じてその内容が非表示になります。
次の図に示すように、BD の接続を正しく表示するため、個別に接続された信号またはバスは表示されたままになります。