非プロジェクト モードでは、IP のユーザー パラメーターすべてをユーザーが設定する必要があります。IP インテグレーターを使用する場合、パラメーター伝搬で自動アップデートされるユーザー パラメーターは IP カスタマイズ ダイアログ ボックスでは淡色表示になっています。パラメーターが淡色表示の場合、IP のそのパラメーターはユーザーが直接設定できず、ツールで自動的に入力されることを意味します。
自動入力される値が最適値でないことがあります。このような場合は、これらの伝搬された値を変更できることがあります。
パラメーター伝搬は次の場合に実行されます。
- 自動算出パラメーター: IP インテグレーターで自動的に算出され、ユーザーが変更することはできません。たとえば、次の図に示すように、[Ext Reset Logic Level] パラメーターは変更できないので、淡色表示になっています。
次の図に、Processor System Reset の [Re-Customise IP] ダイアログ ボックスを示します。
図 1. 自動算出パラメーター
- 変更可能なパラメーター: 変更可能な自動算出パラメーターです。たとえば、次の LMB BRAM Controller コアの [SLMB Address Decode Mask] は変更可能です。スライダー ボタンの上にカーソルを置くと、このパラメーターがシステムで管理されていることが示されますが、ボタンを [Auto] から [Manual] に切り替えると変更できるようになります。次の図に、これらの設定を示します。図 2. 変更可能なパラメーター
- ユーザー設定パラメーター: ユーザーが設定するパラメーターです。次の図に、これらのパラメーターを赤で囲んで示します。図 3. ユーザー設定パラメーター
- 定数: 設定不可能なパラメーターです。