[Freeze the boundary of this container]
このオプションを使用すると、BDC の境界に影響する変更が加えられないようにできます。境界には、BDC ポート、インターフェイス、ポート マップ、ポート幅、およびパラメーターが含まれます。このオプションを選択すると、BDC の境界のどの設定も変更できなくなります。すべてのインターフェイスで、ポート マップが保持され、ポート幅は変更されず、どのパラメーター (clk_domain
プロパティを除く) も最上位ブロック デザインから BDC に伝搬、または BDC から最上位ブロック デザインに伝搬されることはありません。
[Enable Dynamic Function eXchange on this container]
BDC は、Vivado で DFX デザインを作成するために IP 中心およびプロジェクト ベースの環境を IP インテグレーターで有効にします。BDC はリコンフィギャラブル パーティション (RP) を表し、Enable Dynamic Function eXchange on this container オプションを使用すると BDC が RP に変換されます。BDC が変換されると、BDC のアイコンが に変更され、DFX と表示されます。
RP インスタンスの BDC には、複数のリビジョンのリコンフィギャラブル モジュール (RM) として追加できます。特定の RP に対する各 RM のポート リストが同じになるようにしてください (各 RM ですべてのポートが使用されない場合も含む)。
DFX デザインにおける NoC INI の使用に関する一般的なシナリオと、推奨ソリューションの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Dynamic Function eXchange』 (UG909) で説明しています。
合成とインプリメンテーションに異なる BDC を指定
ブロック デザイン コンテナーに異なるソースを指定できます。異なるソースは、BDC のリビジョンとして表示できます。BDC のリビジョンでは、BDC の同じ境界内の IP ブロックが異なります。リビジョンのソース ブロック デザインを追加したら、最上位 BD のこれらのソースからアクティブなリビジョンを選択できます。これにより、BDC がリアルタイムでアップデートされ、そのリビジョンの内容が表示されます。また、BDC の合成とシミュレーションに異なるソースを使用するよう指定できます。詳細は、図 1 の Synthesis sources および Simulation sources を参照してください。+ をクリックして引数を追加します。BDC アパーチャ
アパーチャは、アドレス割り当てを制限する範囲です。アドレス割り当ては、そのアドレス パスにあるアパーチャ内に収める必要があります。通常は割り当てのみを指定し、アパーチャは指定しません。BDC アパーチャは、DFX または DFX 以外のデザインで、SmartConnect および NoC ブロックを設定するためにアドレス割り当てと同様に使用されます。そのため、BDC アパーチャは、同じネットワーク内で重複させたり、その他の割り当てと一緒に使用することはできません。デザインの BDC アパーチャを変更すると、SmartConnect および NoC が再生成されます。
- Auto
- RM アドレス割り当ての合計に合わせて自動計算されます。BDC 自動アパーチャでは割り当ては制限されず、割り当てに基づいてアパーチャが拡大または縮小されます。自動アパーチャはディスクに保存されず、常に割り当てから計算されます。ユーザーが編集することはできません。
- Manual
- ユーザーが入力し、アドレス割り当てが制限されます。手動アパーチャは BD ファイルに保存されます。
DFX 以外のデザインでは、[Auto] に設定すると、(アクティブなリビジョンの) アドレス割り当ておよびアパーチャの両方に同じ値が指定されます。必要に応じて上書きし、手動の値を指定することもできます。DFX 以外のデザインでは、SmartConnect または NoC ブロックが各リビジョンに対応する必要はありません。
DFX デザインでは、アドレス割り当てが RP BDC の各 RM で異なる場合があるため、ツールはすべての RM を解析してアパーチャ値を計算する必要があります。したがって、すべての RM には、RM が TopBD にフィットする境界アドレスが必要です。つまり、各 RM の境界に接続されたすべてのマスター/スレーブは、TopBD の接続されたマスター/スレーブからアドレス指定可能でなければならなりません。こうしておかないと、ダウンストリーム フローで問題が発生する可能性があります。BDC (スタティック) の境界に接続された SmartConnect と NoC ブロックは、常に DFX ブロックの境界アパーチャでエラボレートされます。
- RM1 (0x0 1M の割り当て)
- RM2 (0xC 4M の割り当て)
この場合、アクティブなリビジョンの RM1 には 0x0 の 1M しか割り当てられていなくても、両方のアドレスをデコードするように SmartConnect を設定する必要があります。これは、BDC の境界にアパーチャを追加することによって実行されます。
自動アパーチャおよび手動アパーチャを用いた validate_bd 実行時の SmartConnect 配線を確認してください。
Block Design Container Customization ダイアログ ボックスの Addressing タブ
- 手動の BDC アパーチャは黒で表示され、編集可能です。
- 自動の BDC アパーチャは淡色表示され、編集不可能です。
- ボタンをクリックします
- BDC インターフェイスを選択します。
- [Base Address] および [Range] に値を指定します。
複数の RM を含む DFX デザインでの推奨事項
すべての RM アドレスが TopBD にフィットするよう、DFX 使用時では常に手動アパーチャを使用してください。そうでなければ、AMD Vivado™ で警告メッセージが表示されます。
IP インテグレーターでシステムを設計するときは、常に、アクティブなリビジョンの最大アドレス指定仕様 (割り当て数、マスター/スレーブ数など) の RM を使用してください。これにより、IP インテグレーターは、この RM を基準として、その他のすべての RM のアドレス指定を正規化できるようになります。
すべての RM が最上位のコンテキストでアクティブになり、RM が最上位にフィットするようにアドレスを再度割り当て (変更し) てください。手動アパーチャは、RM アドレスの変更方法をツールにガイドします。
同じネットワークを通過するインターフェイスのアパーチャは、重複させることはできません。これらのインターフェイスに接続された SmartConnect および NoC のエラボレーションで、エラーが発生する可能性があります。
アドレス編集が失われないように、ソース ブロック デザインを切り替える前にこの BD を保存しておく必要があります。DRC は、RM にパススルー ブリッジ IP (NoC、SmartConnect など) だけが含まれている場合に実行されます。
RM にパススルー ブリッジ IP (NoC、SmartConnect など) だけが含まれている場合、DRC が実行されます。