手順 5: コネクション オートメーションの実行 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: IP インテグレーターを使用した IP サブシステムの設計 (UG995)

Document ID
UG995
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

この時点で、サブシステム デザインの外部に接続する必要のある出力インターフェイス ピンがまだいくつかあります。たとえば、次に示すピンです。

  • AXI UART Lite の UART インターフェイス
  • AXI Quad SPISPI_0 インターフェイス
  • AXI IIC の IIC インターフェイス
注記: AXI Block RAM Controller は Block Memory Generator ブロックに接続されていません。

IP インテグレーターには、一部の接続を自動化するため、設計アシスタンス機能があります。このサブシステム デザインでは、コネクション オートメーションを使用して UART、SPI、IIC インターフェイスを外部ポートに接続できます。設計アシスタンス機能を使用して、Block Memory Generator を Block RAM Controller に接続することもできます。

  1. デザイン キャンバス上部にあるバナーの Run Connection Automation リンクをクリックします。

    [Run Connection Automation] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. 次の図に示すように、All Automation (5 out of 5 selected) をオンにします。これで、自動接続されるすべての外部インターフェイスおよび BRAM Controller が選択されます。

  3. 次の図に示すようにインターフェイスを選択し、ツールで実行されるオートメーションの詳細とインターフェイスの接続に必要なオプションを確認します。

  4. OK をクリックします。
  5. 次の図に示すように、すべての外部インターフェイスが I/O ポートに接続され、Block RAM Controller が Block Memory Generator に接続されます。
  6. 新しく追加された spi_rtl_0 ポートを右クリックし、External Interface Properties をクリックします。

    必要であれば、[External Interface Properties] ウィンドウでポート名を変更できます。Vivado IP インテグレーターの機能を使用すると、コネクション オートメーションを実行したときにポート名が自動的に割り当てられます。今のところはポート名を spi_rtl_0 のままにしておきます。

  7. AXI Quad SPI の ext_spi_clk ピンを右クリックし、Create Port をクリックします。

    次の図に示す [Create Port] ダイアログ ボックスが開きます。



  8. まだ設定されていない場合は、[Frequency (MHz)] を 100 に設定し、OK をクリックします。
  9. Regenerate Layout ボタン をクリックし、サブシステム デザインを再描画します。

    デザイン レイアウトは次の図のようになります。