演習 7: SAIF 出力を使用した論理シミュレーションの実行 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: 消費電力解析および最適化 (UG997)

Document ID
UG997
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

チュートリアル デザイン用の AMD Vivado™ Design Suite プロジェクトを作成したので、Vivado シミュレータを設定して起動し、合成後の論理シミュレーションを実行できます。シミュレーションにより、SAIF (Switching Activity Interchange Format) ファイルが生成され、デザインの消費電力をより正確に見積もることができます。

  1. Flow Navigator で Settings をクリックして Settings ダイアログ ボックスを開き、Simulation ページでシミュレーション プロパティを設定します。
  2. Settings ダイアログ ボックスの Simulation ページでは、デザイン ファイルに基づいて、次のオプションがデフォルトで次のように設定されています。
    • Simulator language: Mixed
    • Simulation set: sim_1
    • Simulation top-module name: testbench


  3. Elaboration タブで、xsim.elaborate.debug_leveltypical (デフォルト値) に設定されていることを確認します。
  4. Simulation タブで xsim.simulate.saif に SAIF ファイル名 power_tutorial_func.saif を指定します。xsim.simulate.runtime1000 ns に設定されていることを確認します。
  5. xsim.simulate.log_all_signals チェック ボックスがオンになっていることを確認しします。
  6. OK をクリックします。

    シミュレーション設定は、次のように設定されるようになりました。Vivado シミュレータを起動して合成後の論理シミュレーションを実行できます。

    注記: 消費電力レポートの生成および消費電力解析は、RTL レベルでは実行されません。これらはネットリスト レベルで実行されます。
  7. Flow Navigator で Run Simulation > Run Post-Synthesis Functional Simulation をクリックします。

    Run Post-Synthesis Functional Simulation をクリックすると、Vivado シミュレータが起動してシミュレーションが実行されます。

    シミュレーションが終了したら、シミュレーション ウィンドウ右上の x をクリックしてウィンドウを閉じます。