クロストークのシミュレーション

1mm ピッチ BGA で銅配線間のクロストークを低減させる方法 (WP547)

Document ID
WP547
Release Date
2022-09-23
Revision
1.0 日本語

シミュレーションの結果によると、一般的な 1 つのパットに 1 つのビアを使用するソリューションよりも、複数ビアを使用するソリューションの方が 13.28GHz で 3.74dB のノイズ軽減が見られました。この例のユース ケースは、25Gb/s のデータレートで動作するネットワーク カードを想定しているため、結果がナイキスト周波数を上回るように、12.5GHz 以上で測定されています。

図 1. 赤色: GND ビアあり: TX-RX 間の近端クロストーク (NEXT) は –56.17dB
図 2. 緑色: GND ビアなし: TX-RX 間の近端クロストーク (NEXT) は –52.43dB

次の図の緑色ラインは、従来型の 1 つのパッドに 1 つの GND ビアを使用した場合のクロストーク値を示しています。GND ビアなしの場合、TX と RX 間の近端クロストーク (NEXT) は –52.43dB です。赤色のラインは、複数の GND ビアを使用した場合のクロストーク値を示しています。GND ビアありの場合、TX と RX 間の近端クロストーク (NEXT) は –56.17 dB です。

図 3. S Parameter Plot 1