ARF は複数規格対応のマルチレート信号処理システムに広く利用されています。ARF のデザインでは、柔軟性の高いコントローラーをプログラマブル ロジックに配置し、演算負荷の高い作業を AI エンジンで処理することが求められます。Versal AI コア デバイスと Vitis ソフトウェアを使用することで、このように複雑なヘテロジニアス システムの設計が従来よりもはるかに容易になります。このアプリケーション ノートでは、簡単な ARF デザインを例として、アルゴリズム技術者、AI エンジン技術者、RTL 設計者、ソフトウェア開発者が並行して開発を進められるツール フローについて説明しています。ここでは、 『Versal ACAP システムおよびソリューション プランニング設計手法ガイド』 (UG1504) で説明されている設計手法の一例を示しています。