方法 4: FPGA

電源シーケンス制御の実装方法 (XAPP1375)

Document ID
XAPP1375
Release Date
2022-05-06
Revision
1.0 日本語

FPGA は柔軟なコンフィギュレーションが可能で、ボードまたはアプリケーションの一部としてシステム コントローラーとして使用することがよくあります。電源シーケンス制御および電源/システム管理にはザイリンクスの任意のデバイスを使用できますが、最も適しているのはコスト重視の Spartan®-7 および Artix® -7 デバイス ポートフォリオです。コンフィギュレーション可能な FPGA は、Verilog または VHDL を使用して電源投入/切断シーケンスを簡単にプログラミングできるほか、遅延および PG チェックをリアルタイムで実行できます。FPGA はユーザーによる柔軟なコンフィギュレーションが可能で、多数の I/O を備えており、システム コントローラーの一部として管理機能を含めることも可能です。

電源供給の必要なレールの数は通常 3 または 4 で、これらはデイジー チェーン方式でシーケンス制御できます。このアプリケーション ノートでここまで説明した内容の多くは、FPGA による電源シーケンス制御にも当てはまります。デザイン プランニングの時点で、必要な VRM の数、レールのグループ化、およびシンプルなシーケンス制御方法について考察することが重要です。