ボード全体またはシステム全体の電源を切断する場合は、電源切断シーケンスに従う必要はありません。電源切断シーケンスは、デバイスに接続されたメモリやペリフェラルの動作への悪影響を防ぐことが重視される場合に使用します。電源切断シーケンスに従うことで、デバイスの電源切断時のノイズ特性を最大限に改善できます。Versal デバイスの電源切断シーケンスは、このアプリケーションで特に記載のない限り、電源投入シーケンスの逆順となります。
電源シーケンス制御専用 IC の多くは、電源投入シーケンスとは逆の順番で電源切断シーケンスを実行します。イネーブルおよびパワー グッド (PG) 回路を接続してシーケンスを制御する多くのディスクリート ソリューションは、電源切断シーケンスに従いません。電源切断シーケンスを実行できないシステムの場合は、すべての電源レールを同時に切断してもかまいません。