ザイリンクス熱モデルは、ザイリンクス ウェブサイトの 電力効率 のページから入手できます。UltraScale+ およびそれ以前のデバイス ファミリ向けには DELPHI モデルがウェブサイトにあり、多くの場合、熱特性評価レポートも含まれます。レポートには、モデルの詳しい使用法と、ほかのシミュレータでモデルを再現する方法が記載されています。このレポートは最近のデバイス ファミリのほとんどで提供されていますが、レポートが含まれていない場合はリクエストにより入手できます。
ほとんどのデバイスでは、詳細な熱モデルもリクエストにより入手できます。Versal 以降のデバイスに対し、ザイリンクスは簡略と完全詳細の 2 種類の詳細モデルを提供しています。簡略モデルは、スティフナー リングやその他の詳細をモデルに含めずに熱の結果を抽出できる材料モデルです。これらのパッケージ詳細を追加すると、モデルのメッシュ作成と収束に影響することが多いため、ほとんどの熱シミュレーションには簡略モデルの使用が推奨されます。完全詳細モデルにはすべてのパッケージ詳細が含まれ、デバイスの物理フォーム ファクターがより正確に反映されます。
注記: これらのモデルは実行時間が長いなど、好ましくない点がいくつかあるため、ほとんどの熱シミュレーション ニーズには推奨されません。このモデルは機械的な用途に適しています。
ほとんどのザイリンクス デバイスでは、デバイス パッケージの 3D CAD モデルもリクエストにより入手できます。製造を開始する前に、これらを使用してヒートシンクが正しく適合しているかを確認することを推奨します。